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【三章】Piece.1 影を落とす、全ては始まりの。


[ a Piece of Prologue ]


辺りは一面暗闇で、月明かりすら、木々の葉に隠れてしまっていて。
だけど、苦しげに顔を歪めるのが判った。
声を出そうと、口を開くのに反応して、その姿は大きく跳び退る。

3-1


止めなくては。
今、自分が止めなくては。
行ってしまう、永遠に手の届かない場所に。

立ち上がる、それと同時にその姿もまた、踵を返し

叫ぶ、名前を。
手を伸ばす、届かない背中に。

だけど―――――





絶望の闇へと、歯車は狂う。












3-1

ショウケースに入れられた剣達を前に
Caymはただぼんやりと立ち尽くしていた。

この部屋は、Caymの趣味のために用意され、
各地で見つけ、気に入った剣が多数飾られている。
もちろん、飾るだけではなく時折手入れをし、使用することもあるが
いつも持ち歩いているシンプルな剣以外はほとんど出すことがない。

目の前のショウケースには小さな短剣が入っている。

3-1

見覚えのあるそれは、tougaを見つけた時装備として渡した短剣。
武器を新調する際に預かり、そのままここへと保管されていた。

これは、Asherahが使っていたもの。
といっても、本格的な戦闘時ではなく、護身用として持ち歩く時の。
これを持ち歩いている姿を、Caymはそれほど記憶していない。
ごくたまに…携帯し、どこかへ行く後姿だけが唯一頭に残っている。
そしてこれを使うのはAsherahだけではなく……
彼女のそばに居た、Vineが持つこともあった。
その姿を、Caymはただ遠くからいつも見ていた。

話しかける言葉が思い浮かばなかった。
胸に湧くものが一体何なのかも判らず、
ただその後姿を見ているしかなかった。

いまでも、自分の胸に湧くものが何なのか判らない事が多い。
もやもやと、鉛のように臓物の深くへと重く沈む。




「ここに居たんですか」





3-1


急に声を掛けられたが、振り返らず生返事だけが帰ってきた。
剣を眺めて思い耽るCaymをみて、Leraieの口からため息がこぼれた。


「……少し、息抜きしてきたらどうです?」


声をかけられ、Caymは横目に見る。


「貴方の刀、そろそろ手入れ時でしょう?
思い切って新調してもいいでしょうし…」

「何だよ、唐突に。今はそういう状況じゃ…ないだろ」

はは、と皮肉めいた笑いがCaymから漏れた。
護衛がどうのと言っておきながら、自分だけ遊んでこいと?
いや、それとも…Caymが居ないほうが好都合なのか。

ネガティブ思考に奔るCaymをよそに、Leraieは不敵に笑い


「ああ、もちろんtougaさんと一緒にですよ」


3-1


「――――ハァ!?」


「誰が一人で遊んで来いって言うと思いますか。
お守りついでに行ってらっしゃいって言ってんですよ」

「おま、それ…」


いわゆるよくあるアレだ。
母親が、息抜きをする時に、父親と子供を外に遊びに行かせ…

(完全に、お前のが楽したいんじゃねーか!?)

内心では突っ込みたかったが黙った。


「…一応、昨晩の内にtougaさんの護符は改良済みです。
以前よりも位置の特定も難しいでしょうし、
何より彼らから存在を認識しにくいものをかけてあります」

「認識しにくい?」

3-1


「ま、術自体は簡単なものですが。
彼らは魂を感知して、遠方からでも認識しているようですから、
外見を変えても追跡は免れません。
なので、魂自体の感覚を変質させるものをかけてあります」

「精神に作用させるものってことか?」

「いえ、精神も肉体にも全く影響はありませんよ。
魂の外見だけを変質させて見せてるだけ、
簡単に言えば、魂に被り物を被せた状態です。
その上で本人に外套でも被せれば、tougaさんとは容易に認識できないでしょう」


3-1


(…もっとも、当分彼らは動かないとは思いますが…)


先のOblivionGateの事件。
Mysthic Dawnは計画を失敗させられた。
アレほど大掛かりな計画、早々簡単に立てられるものではない。
それを完全に潰されたのだ、当面は公に動くことは出来ないだろう。

そしてMegairaは相変わらずの気まぐれではあったが、
Leraieとの攻防、確実に相手を殺すつもりだった。
だが抑止力の存在が現れ、あっさりと身を引いたところを見ると
あの男には逆らえないように見受けられた。
そう考えると、今後は派手に動くことは避けるのではないか?

3-1

「tougaさんもここの所閉塞的でしたしね。
Amyだけではなく、他の人間と遊びに行くこともさせないと」

「で、なんで俺だよ」

「愚問ですね。護衛は暇な人が行くべきでしょう?」


俺、暇人じゃねえ!
内心では叫びたかったCaymだが、悲しいかな実際のところ
しばらくは何の予定もなく、どうしようかと思っていたところだった。
ニートではない、ニートではないんだ、決して。

3-1

「しゃーねぇな…」












やっと、3章開始!
文章が破綻してないか心配です…(((( ;゚д゚)))

いろんな事柄が動き出す章…になればいいな!(ぇ


あ、あと…途中で出てきた短剣、
1章に出てきたものと、テクスチャが違うのですが
余り気にしない方向で…お願いしたく!orz


今回やるの忘れてしまったんですが、
画像をクリックすると大きい画像が出るような
そんな感じに変えようかと画策中。

なので、現在画像をクリックすると別窓で表示されますが
今はまだ、同じサイズの画像しかでませんorz
うっかり忘れてて、同じサイズで作ってしまったのです…

「活躍が見たいキャラクターは?」の投票、一旦締め切りにさせていただきます。
沢山の投票ありがとうございました!

コメント等、全て読ませてもらっています(*´ω`*)
考慮した上で今後お話の参考にさせていただきますっ


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