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【3章】Piece.18 骨・骨・骨

振り下ろされた骨の腕を後ろへ飛んで回避するが
手からランタンを滑り落とし、辺りにガシャン!と大きな音が響く

3-18

再度骨は苛立たしげに咆哮を上げ、
重々しくその足を更に進めてくる

慌ててtougaはCaymの方へ走り出すが、その途中で

3-18

大きく跳躍してきた姿とすれ違い、tougaは足を止め

空中から白刃が闇を裂く―――

浴びせられたその骨の物体は
悲鳴のような叫びを上げながら歩みを止めた。

3-18

その眼前にCaymが降り立つ。

「こいつ…なんてったか。Shambles、か?
 それにしちゃサイズがでけーな」

Caymに向かい、その物体――Shamblesは咆哮する。

「さっきのも大して効いてねェかこりゃ…」

「Caym、私が陽動して―――」

「ふざけんな、そこで見てろ」

3-18

「何言って…!」

「この程度を一人で倒せなきゃ、意味がねェんだよ」

何を、とさらに問うtougaを無視し、Caymはそれに斬りかかる。

たちまち、辺りには剣劇の音が響く。
Caymは速さで敵の虚を狙い斬りつけるが
Shamblesはものともせず、攻撃の瞬間を狙い、Caymへと攻撃をヒットさせ

3-18

その度にCaymの体は激しく地面や壁に叩きつけられ
それでもCaymはすぐさま転がり追撃を避け、再び立ち上がる。

だがそれも、回数を重ねる度に体力を奪われ、怪我も増え
段々と反応が鈍くなり始めていく。

再び叩きつけられたCaymを見かねて、tougaが飛び出す。

3-18

振り返りかけたShamblesの左膝をめがけての一撃!

接続部であるそこであれば、脆いか、と思われたが
軽く体が揺らいだ程度だけで――Shamblesは大きく左手を振り下ろしてくる
とっさに跳躍したCaymが、tougaを抱えながら地面を転がり、
辛うじて回避できた。

すぐさま起き上り、無言のまま視線だけで『手を出すな』とtougaに語る。
でも、と食い付こうとするのを無視し、CaymはまたShamblesに立ち向かう。

しかし先ほどから、こちらの攻撃は余り効いていないように見え
Caymは苛立って舌打ちした。

当然のことだ。
Skelton系列は銀製の武器でなければ大したダメージにならない。
その上、明らかにこのShamblesは規格外だ。
通常の武器では堅過ぎてダメージが余り通っていない。

数度斬り―辛うじて避け―避け損なって叩きつけられるのが繰り返された。

Caymの攻撃が、初めて“外れ”思わずタタラを踏んでしまい


―――その直後、生々しく、何かが裂ける音。

呻く声。
同時にCaymが胸の辺りを押さえながら傾ぐ。
倒れるのを待たず、Shamblesは大きく振りかぶっての打撃を加え

3-18

大きく背後へと跳ね飛ばされる。
その体は数度地面を跳ねた後、砂埃を僅かに上げながら止まる。

一瞬の静寂が場を包んだ。
tougaは絶句したまま、その場に固まっていたが

「か…いむ…?」

掠れた声で、地面に沈む姿に呼びかけた。

――だが、何の反応も示さない。

我に返ったようにCaymの傍に走りより
名前を呼びながら体を揺さぶる。
僅かな呻き声をあげ、かすかにCaymは目を開き、

逃げろ、と呟いた。

そして、じわりとその倒れ伏した地面に赤黒い液体が染み出す。

3-18

嫌だ、と首を振るtougaを苦しげに見つめ、Caymはそのまま目を閉じる。
必死で身体を揺さぶり、tougaは名前を呼ぶが、
どんどん体温が冷えていくのを感じて、視界が歪む。

だけど、まだ、息は微かに有る、だが見るからに瀕死だ。
早く手当てをしなければ。

しかし、tougaの力ではCaymを担いで逃げるのは困難だろう。

決心したように、取り落としていた剣を再び握り締めて立ち上がる。
空いている手の袖で、目元を拭い、Shamblesを睨み付ける。

3-18

Shamblesは再び頭をtougaに向けると、咆哮を上げる。
すぐさまtougaはHunter's Sightを展開し、辺りが明るく見える。
同時に、そのShamblesの姿も際立って見え、怖気づきそうになるが
恐怖を無理やり飲み込み、唇をかみ締めて剣を構える。

Shamblesが動き出すのと同時に、tougaは思い切り地面を蹴る!

「――――っらぁぁぁああ!!」

3-18

吼え、Shamblesへの一撃。
胸部へ剣があたり、僅かに骨が欠ける――が、余りダメージはなく。
空中で無防備になったtougaへ、右手を叩きつけて跳ね飛ばす。

地面に叩きつけられながらも、直ぐに体勢を持ち直して立ち上がり
tougaは再度切りかかる。

数度切りかかり、叩きつけられている内、あることに気付く。

Hunter's Sightの効果が、殆ど効いていない。
生命感知能力はまったく動作していないのはおろか、
暗視も最初だけで、段々と辺りは明るさを失い始めている。


そしてtougaは―――僅かに期待していた。
異界でHunter's Sightを使った際得られた異常な力を。


「そう、都合よくいかないか」

嘲笑を浮かべる。
そして、数分後には完全にHunter's Sightの効果は失われた。

Shamblesの攻撃を幾度何度か避け
――それでも攻撃の隙を狙われ、叩きつけられ、
Caym同様に疲労がどんどん蓄積され始め。

回避した、と同時に、tougaは足を滑らせて体勢を崩しかける。

それが大きな隙を生み―――

3-18

渾身の殴打を叩き込まれ、声を上げる間すらなく柱へと叩きつけられる――!
頭から当たり、鈍い音が直接脳まで響く。

そしてその場へずるり、と崩れ落ち

3-18

立ち上がろうと呻く、が

3-18

ゆらゆらと明暗を繰り返すぼやけた視界の中、
意識が飛びそうなのを堪えることしか出来ず、
それを見下すShamblesを睨み付けるのがやっとだった。
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