ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

【3章】Piece.28 付き合い

3-28

外は快晴。

しかし話の舞台は

3-28

最近リフォームされた自宅地下室。
各人の部屋が増え、そこにあるCaymの部屋。
そこへ来訪者が1人。

軽い音のノックでCaymが顔を出し
訝しげに眉をひそめる

3-28

「俺に客?」

3-28

嫌そうなCaymを前にtougaは頷く。

少し考えたが、Caymに来訪者と言われても限られている。
心当たりがあるのはアイツしかいない。

「―――通さんでいい、居ないって言っ」

「なんだよ、相変わらずつれねーなー」

3-28

気がつけば、tougaの背後にはValafarが立ちひらひらと片手を上げている。

「何で勝手に入って来てんだよ!」

3-28

「俺だけだし、構わねえだろー?」

ニヤニヤCaymを見やる。

「そんな長話するつもりはねーし。
ちっとぐらい付き合えよ」

そう言いながらなぜかtougaの頭をぽんぽん叩いている。
Caymは頭を抱え、しばし考えた後に

3-28

「わーったよ…」

諦めて、肩を落とした。
どう足掻いたところで、Valafarのしつこさには勝てない。
ならば、ささっと済ませてお帰り頂こうという算段で。

「嬢ちゃん引き止めて悪かったな」

3-28

「お前もう戦士ギルドに行く時間だろ?
あとは俺らで平気だから行ってこいよ」

「うん。ヴァラさんごゆっくり」

3-28

「ゆっくりさせなくていいって」

あはは、と苦笑しつつ、tougaは部屋から去った。







3-28

「――――で、何の用だ?今回は」

「聞きたいことは色々あるんだが…
お前、今薬はどうしてんだ?」

「あ?
Leraieが用意してくれてんのを飲んでるが。」

「嬢ちゃ…Asherahもか?」

「いや、あいつは薬無しでも問題ないみたいだ」

「問題ない?」

「ああ」

Valafarは眉をひそめる。

「俺も詳しい理屈はわからん。
ただ事実として、再会してからあいつは服薬してないし、
薬の存在すら知らないはずだぞ」

「どーいうこった?
“アレ”を飲んでるから俺らは―――」

3-28

「その辺はLeraieが調べてるみたいだがな、まだ結論はでてねェんだ。
少なくとも現状"touga"は何の異常も見られないからな。
とりあえず経過観察…ってのがLeraieの指示だ」

Leraieの名前に、Valafarは不快感を示していた

「前も聞いたけどよ、本当に一緒に居て大丈夫なのか?」

肩をすくめ、渋々といった様子でCaymは答える。

「俺はアイツに全面的に協力してる、って訳じゃねーし、
薬が必要なのもそうだが」

前回は急いでいたのもありあまり話さなかったな、と思いだしながら
言葉を継ぎ足していく。

「AsherahはLeraieを頼れと"あっち"で別れる前に俺に言ったのもある。
それに―――」

3-28

不意にCaymが視線を外し、遠くを見つめる。

「Leraieを頼むとも言われたんだよ。
一体あいつの何を心配してんだか今でも全く判らねェ」

そこまで言い、Caymは内心考えていた。
これらは指示としてAsherahから確かに言われたことではある。
だが、それ以上に…"この場所"から離れがたい気持ちが強い。
以前Valafarには『一緒に居なきゃならねえ理由が』と呟いたが、
本当は、"居なきゃならない"のではなく、
"居たい"というのが本心ではないだろうか。
あの時、最後まで居られなかった―――"彼女"の傍に。

Caymは俯き目を伏せる。
その様子にValafarは顔をしかめ

「お前、今だにAsherahの言葉に縛られてるのか?」

3-28

沈黙。

「側にいるから、尚更なのかもしれんが」

Caymの様子にやれやれと頭を掻く。

「まあいい。
問題があまりねーなら、この前連絡した、
Gateを閉じる手伝いを頼めるか?」

「いいけどよ、動けるとしても俺は単独で動くことになるし、
あまり多くはいけないぞ?
精々帝都南方やれりゃ良いぐらいだと思うが」

「それでも十分に助かる。
俺らは帝都西方にまわる…ってそういや
CheydinnhalのGateがもう閉じてたな」

「ありゃtougaとそのお友だちがやったんだ。
俺も様子を見に行ったが、殆ど終わってたよ」

「嬢ちゃんが?」

「んー、あいつはそれなりに強くなっては来たが
あいつの友達が、中々腕の立つ奴みたいでな。
"touga"はそこそこだ。そこそこ。」

「そこそこ、ね。
やっぱ記憶がなくなって、力も失ったのか」

3-28

「いや、力自体は残ってるみてーなんだ
何度かAsherahの力や意識が“戻った”のは見た。…一体なんなのか」

「意識が戻るってことは、"touga"は別人格になる訳か?」

「そうだと思うんだけどな」

そうだと思う?

引っかかる言葉にValafarが首を傾げた。

「その辺もLeraieに任せたままなんでな。
判るまではどうにもできんし、変に手出しもできないだろ」

「それは確かにな…」

だがなぁ、と呻くValafar。

「ま。もうすぐSitriが戻ってくるみてーだし、
とりあえずtougaのお目付けはあいつに任せていくさ。」

3-28

「それでいいなら、いいけどよ」

「何だよ。頼んだのはそっちだろ?」

何故か肩をすくめて見せるValafer。

「じゃ、まー頼むわ。俺らだけじゃ正直手が足りん」

「あいよ」

少し目を細めて、Caymは仕方なさそうに微笑する。
それに思わず驚いて、はは、と笑いをもらしたValaferlに

3-28

「…ンだよ?」

一瞬で不機嫌そうな表情に変わってしまうCaym。

3-28

「なんでもねー。
じゃ俺行くわ。2人待たしてるしな」


「おう。気をつけろよ」

ああ、と頷いて、Valafarは去った。








3-28

「つーか…あいつらすっかり救世主になっちゃってまぁ。
似合わねェ」

Caymは一人苦笑を浮かべていた。
関連記事

| RP日記 | 02:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。