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【3章】Piece.30 感覚・視線・予感

数日後、SitriがCheydinhalに戻ると同時に、Caymは大陸南方へと出発し
代わりにSitriが自宅待機となり
表向きは遊びに来たとの名目で時折tougaに付いて戦士ギルドに顔を出していたが

2328.jpg

事あるごとにClaudeと衝突する為、tougaに出入り禁止を通告されてしまう。

しかし、相も変わらずDuane、tougaやClaudeといったメンバーは
Gate破壊に度々街の外へと出掛けなくてはならなかった為に、
Sitriは遠目から偵察するなど色々苦労させられることになる。




―――そんなことは露知らず。



2330.jpg

Caymは淡々と南方のLeyawiin付近のGateを破壊していた。
一人だと言うこともあり1日に出来る量は流石にそう多くはないが
leyawiinやBravillといった南方の街を拠点にしながら活動を進める。

それから何日目かの夕闇。

2329.jpg

Gateを後にし、今日はこれぐらいで街へと戻ることを決め
近くの川で軽く顔を洗っていた時のことだ。

何かを感覚し、慌てて立ち上がる。

2331.jpg

目の前に何かあるわけでも、周りに何かが居るわけではない。
物凄く不快な何か。
肌の上を虫が這いまわるような不快感と共に感じたのは――悪意。

その一瞬だけで、感覚はすぐに消え去ってしまう。

2332.jpg

(何だ…?)

嫌な予感に煽られ、Caymは足早にその場を後にし
最も近いLeyawiinへと向かい始めた。




-----------------------------------------


2333.jpg

翌日になっても、Caymが感じていた嫌な感覚は
どこか体の奥深くで蠢いていて
酷く落ち着かない気分のまま、朝早くに目が覚めた。

南方のGateはそう多くは無いが、まだいくつか気になる場所がある。
そこをすぐに終わらせて、Cheydinhalに戻ることを決め
手早く支度を済ませると、宿を後にした。


-----------------------------------------


一方その頃tougaは街中のベンチで

2334.jpg

のんびりだらけていた。

サボっているわけでは別段なく、
今日は待機組の配置だったため、どうにもやることがない。

Claudeは巡察組に配置されてしまって朝から居ないし、
Amyに魔法を教わろうとしたが、忙しい様子で聞くに聞けず、
Leraieは研究室に籠もりっきりで、
生きているかどうか心配なレベルで顔を見ていない。

そして、Caymも遠出してしばらく帰ってこない。

唯一近場にいるSitriは、戦士ギルドに来ないように先日言ったばかりだ。
どこか近場には居るのだろうけど、言った手前都合よく呼びつける訳にもいかず。
必然的に1人の時間が増える。

2335.jpg

非常に退屈だ。
かといって、ギルド付近で万が一に備えていなければならないのであり。

「素振りでもしようかな…」

言って立ち上がり

2336.jpg

なんとはなしに向けた視界に入った人物に目を留めた。

(…? Caym?)

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黒髪で僅かに見えたのはダークエルフによく似た肌色。
服装がいつもと違うのだが、雰囲気もよく似ている。

2338.jpg

(でも今は街から離れているはず…よね)

おそらく別人だろう、とは思うのだが
とても気にかかる。
不用意にうろつくべきではないのだし
Caymなのなら帰ってきてから聞いても遅くない―――
そうは思うのだがどうしても“今追わなければ”という気持ちが湧き立つ。

迷っている間にその姿は噴水広場から

2339.jpg

橋を越えて街のはずれへと向かっていってしまう。
意を決めてそれを追いかけようと走り出したが

2340.jpg

「―――どこいくのー?」
「え」

2341.jpg

よく知った声に驚いて振り返れば
巡察に向かったはずのClaudeが、首を傾げている。

「巡察にいってたんじゃ」
「行ってたよ? 帰ってきたとこ」
「ん、そっか」

再度先ほどのダークエルフを探すも、見失ってしまっていた。
Caymはいま街には居ないはずなのだし、
やはり他人のそら似かなと改めてClaudeに向き直る。

2342.jpg

「早かったのね」
「うん。町の周りはもう大分落ち着いたかなー。
そうポンポン増えるとも思えないし、しばらくは大丈夫だと思うよ」
「それなら一安心ね」

「で、何かあったの?ここまで来て。お出迎え?」

茶化すように笑んでみせるが、全く気にした様子もなく

2343.jpg

「ちょっと…知り合いに似てる人が居たから、
まさかと思って声かけようと思ったんだけど、見失っちゃった」

さらっと流されたのに肩をすくめながらも、Claudeは申し訳なさそうに

「あ、それはごめんね?…でも、似てる人?」

少し思案し、tougaは視線を橋の向こうに向ける。

「Caymに似てて。
遠方に行ってるから、今は町には居ないはずだし、
他人のそら似だとは思うんだけど」

けど。

2344.jpg

(妙に気になったのは、何故だったのかな)

見失った先を見つめるtougaをClaudeは見つめ
思案顔を浮かべつつ

2346.jpg

「んー。その、Caymさんだったなら、声かけてくれるだろうし、
別人だったんじゃないかな…?」
「うん、きっとそうよね」

言って、tougaは一つ息をついて表情を明るく変え
Claudeはほっとしたように微笑を浮かべる。

「それよりねー、今日は色々あってね」

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「どうしたの?」
「Oblivionで戦ってた時にね、もちろん教官とかも一緒だったんだけど、
手元が狂って剣を弾き飛ばされちゃって―――」

会話を切り替え、二人連れだってギルドへと軽い足取りで向かい始めたが


2347.jpg


静かな対岸の視線には気付くことなかった。

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